
vol.7 お手入れがラクな家にしよう
平日は撮影の仕事や打合せがあったり、週末は友人がファミリーで遊びに来たりと、いつも人の出入りが多いわが家。ピカピカな状態でお客さまをお出迎えしたいけれど、子どもは30秒で部屋中を散らかすし、夫婦ともにマメな性格でもないし…(苦笑)。
なので、できるだけラクにお手入れができる工夫をご紹介します。

外装材はガルバリウムをセレクト。他の素材に比べて、メンテナンス性が優れています。
床にモノを置かない
床に雑誌が積み重なっていたり、段ボールが置かれていたりすると、掃除機をかける時にまず移動するのが大変。なんだか掃除自体が面倒になります。
そうならないよう、物の置き場所を決め、できるだけ早くそこに戻すことを心掛けています。プリント類はこの引き出し、子どものおもちゃは大きめのカゴ、みんなが使う日用品は道具箱といった具合に、置き場所は「ざっくり」決めると、気楽に習慣づけられます。
決めた場所に収納できなくなったら、必要以上の量がある、ということ。古くなったものは処分するか譲るかして適度な量を維持しています(わが家では子どものおもちゃや洋服、買い物でもらった紙袋などがよくその状態になります)。

床に荷物がないと、ノンストップで気軽に掃除機がかけられます。
「足つき」の家具をセレクト
前出の床にモノを置かない、とつながりますが、食器棚やソファー、ワゴンなどの家具は、できるだけ足つきのものを選んでいます。わざわざ動かさなくても掃除機が入るので、労力を使わず楽にきれいにできるし、模様替えも楽々。
また、足つき家具だと空間がすっきり軽く見え、床面積を広く感じられます。

大型の植物は水や土がある分、周りが汚れやすい。車輪付きの台にのせれば光の入る場所への移動も軽々。

食器棚、ソファーも足付きなので、軽やかに見えます。

掃除機が入りづらいベッドの下は、ロボット掃除機に任せています。
ゴミ箱の数は最小限に
以前は各部屋に小さなゴミ箱を置いていましたが、それを毎回まとめる作業や、ゴミ箱自体の掃除も面倒でした。何よりゴミ箱の存在って圧迫感があって、インテリアの中で浮いているような気がしていたのです。
今の家では、1階のキッチンに1つと、2階の洗面所にコップ状の小さなサイズを1つだけ。コンパクトな家というのもありますが、不便さはゼロ!寝室やリビングでゴミが出ても、各自が捨てに行く、という習慣が自然とつきました。

ゴミは洗面台の上のホウロウコップの中に。
家電に頼る
便利な家電がたくさん増えました。わが家が取りいれているのは、自動洗浄するトイレ、ロボット掃除機、食洗機、自動掃除するエアコン、お手入れがラクなレンジフード。どれも全く手をかけなくてよい、という訳ではありませんが、日々のお手入れは断然ラクです。

わが家の自動洗浄トイレは、掃除する場所も少ないタンクレスタイプ。
風呂場はシンプルに
面倒な家事のひとつが、お風呂場掃除。放っておくと、カビや水垢が発生したりヌメリが出たり。そんなお風呂ではリラックスできません。
わが家ではなるべく掃除がラクになるよう、限りなくシンプルな設備にしました。鏡、棚、カウンター、風呂フタ、フック類、すべてなし。スッキリしているので、広く感じます。

お風呂は掃除の際に汚れがわかりやすい白で統一。
生活する場所は、できるだけ気持ちのいい空間にしておきたいもの。ただ、掃除が日々のストレスになってしまうと本末転倒。自分に合った「きれいにする方法」を見つけられると、いいですね。
私の場合、今の家に引っ越してから「ここを大切にしたい」という気持ちが強くなりました。
自分たちと一緒に悩み、考えてくれたタカキホーム。丁寧につくってくれた職人のみなさん。全ての工程を見てきたから、そしてこの家の素材や性能が誇らしいから、一層そう感じるのだと思います。
まずは自分の家を大好きになることが、家をきれいに保つ一番の早道なのかもしれませんね。
渡部和泉 わたなべ いずみ
ライター、フードコーディネーター、国際中医薬膳師。 著書に「季節の手づくりジャムの本」、「家族ではじめる、小さなカフェ」などがある。東京の郊外に建てたWBハウスで、月に1日だけオープンする「cafe mel」を営む。https://www.facebook.com/welcome.cafemel/
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