
vol.22 大掃除は1点集中主義!

2019年も、あとわずか。新しい年をお迎えする環境は整っていますか? わが家は毎年、クリスマスの片づけと新年の準備をゆるゆると同時進行ですすめています。
大掃除は12月28日までに終わらせるのがよい、とされています。今まさに取組中、という方も多いかもしれませんね。
私は短期集中が苦手なタイプで、大掃除を1日でやるのはとても無理! 集中力も体力も持たず、適当にすませることになるので、ここ数年は12月にこだわらず、気分がのった時に1箇所ずつ掃除しよう、という考えに変えました。
窓拭きやカーテン洗いなどは本格的な寒さがはじまる前に済ませ、年末にがんばるのは玄関掃除。入口をきれいにすれば、新しい年を気持ちよくお迎え出来るような気がするのです。

床や家具のオイル塗りは、窓を全開に出来る温かな日に決行!
まずは玄関クローゼットの掃除から。背の高いクローゼットは、タカキホームの職人に造作してもらいました。
引越前、玄関エリアに収納したいものをリストアップしたところ、家族3人分の靴と靴磨きグッズ、掃除機や外用ホウキなどの掃除道具類、子供のキックボードやバトミントン、園芸用品など思いのほかたくさんありました。土間かウォークインクロークが作れたらよかったのですが、スペースの都合上難しく…。
「ならば出来るだけ収納力があるクローゼットを」と、掃除機の長さや靴のサイズに合わせて棚板を作ってもらったので、効率よく収納でき、とても助かっています。

高さ240・幅120センチ、3枚扉のクローゼット。

オープン! 棚板は可動式で、収納する物に合わせて、上下の位置を簡単に変更できます。
上から1段ずつすべての収納物を取り出し、棚板の掃除。ほこりを落としてからかたく水気を絞った雑巾で拭き、しっかり乾かします。この機会に不要なものはどんどん処分。棚板を乾かしている間、靴とスリッパも磨きます。
クローク内のにおい対策として重曹を瓶に入れて置いていますが、これも新しいものに取り替えます。

取り替えた重曹は、換気扇の掃除や、トイレ掃除に再利用。トイレの場合は便器内に入れ、そのまま数時間置いてから軽くこすると、汚れがきれいに落ちます。におい対策にも有効。

スティック掃除機の充電スタンドは、クローゼット内に設置。棚の内側にコンセントが設置できるのは造作ならでは。
次に玄関扉。わが家は木+ガラスなので、木部分にはオイルを塗り、ガラスは水拭き、カーテンは洗ってからアイロンをかけます。
外のポストやインターフォンもきれいに水拭きしたら、最後に玄関の床。墨モルタル仕上げなのであまり汚れが目立たちませんが、いつもより丁寧に掃き掃除をします。

スリッパと玄関マットもきれいに。義兄がつくってくれた革製スリッパと、ルーマニアの手刺繍のマットは長く愛用中。
さあ、すっきりしました。これで年末年始を気持ちよく過ごせそうです。
今年も1年コラムにお付き合いくださり、どうもありがとうございました。
2020年がみなさまにとって素晴らしい1年であるよう、心よりお祈り申し上げます。

渡部和泉 わたなべ いずみ
ライター、フードコーディネーター、国際中医薬膳師。 著書に「コーヒーショップをつくる」(旭屋出版)などがある。東京の郊外に建てたWBハウスで、月に1日だけオープンする「cafe mel」を営む。
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