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vol.26 新生姜で自家製ジンジャーシロップ

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stay homeな日々、いつもより少し手間のかかる料理や、お菓子、パン作りにチャレンジしたという方も多いのではないでしょうか。
そんな手作り好きな方におすすめしたいのが、保存食。
6月は、保存食用の食材が出てくる季節。梅、らっきょう、新生姜、赤紫蘇の葉、実山椒…。どれも旬は短いので、買い逃さないよう気をつけてくださいね。
今回は新生姜を使った、ジンジャーシロップの作り方をご紹介します。保存食というと手間のかかるイメージがありますが、これはスライスして煮るだけなので、とっても簡単。
年中出まわっている根生姜でも同様にして作れるものの、新生姜だと辛みがマイルドでよりフレッシュな味わいになります。
自家製ジンジャーシロップで、これからはじまる蒸し暑い季節をスッキリ爽快に過ごしましょう。

自家製ジンジャーシロップ
【材料】
新生姜 150g

きび砂糖 150g

レモン 1/2個

クローブ 2個

カルダモン 3粒

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加えるスパイスは、お好みでアレンジしてください。赤唐辛子を加えるとピリッと辛口に仕上がります。シナモンスティックや八角を加えてもおいしいですよ。

​【作り方】

(1)
生姜はよく洗い、皮つきのままスライスし、鍋に入れます。きび砂糖をふりかけ、そのまま2、3時間おくと、水分が出てきます。

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(2)
水1/2カップとスパイスを加えて火にかけ、沸いたら弱火にして20分煮ます。カルダモンには包丁の角で切り込みを入れると、風味がしっかり出ます。

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(3)
最後にレモン果汁を加え、火を止め清潔な瓶に移し、きっちりとフタをします。ひと晩おくと、全体の味が馴染みます。

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(4)
煮生姜ごとグラスに入れ、水や湯、炭酸で好みの濃度に割ります。

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私は煮た生姜も飲む際一緒に食べますが、瓶に移す際に取り除いてもOK。
その場合、捨てるのはもったいないので、他の料理に流用しましょう。


・豚肉と一緒に焼けば、生姜焼きに。
・カレーの隠し味として、一緒に煮込んで。
・せん切りにして塩、こしょう、サラダ油、酢と混ぜれば、生姜ドレッシングに。
・みじん切りにしてパウンドケーキに混ぜれば、ジンジャーケーキに。

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煮た生姜を粗く刻んでひき肉(豚もしくは鶏、お好みで)と共に炒め、味噌・酒を加えて煮ると、生姜肉味噌に。
ひき肉100gに対して、粗みじんにした煮生姜大さじ3、味噌・酒各大さじ2が分量の目安です。
ごはんにのせたり、卵で閉じたり、葉物でくるんだりと、便利なおかずです。

渡部和泉 わたなべ いずみ

ライター、フードコーディネーター、国際中医薬膳師。 著書に「コーヒーショップをつくる」(旭屋出版)などがある。東京の郊外に建てたWBハウスで、月に1日だけオープンする「cafe mel」を営む。

HP  https://www.cafemel.com/
YouTube  https://www.youtube.com/channel/UC4Or1MCWAnJGaH39gJsIQsQ

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