
vol.19 夫婦の家事シェア
わが家は共働きなので、家事・育児は夫と分担しています。
しっかりと話し合って決めた訳ではなく、なんとなくお互い得意な分野で分けています。
私:炊事、洗濯物たたみ、部屋の掃除
夫:皿洗い、洗濯、水廻り(洗面所や風呂)の掃除
フードコーディネーターという仕事ゆえ試作も多いし、料理を作ることが好きなので、炊事は必然的に私。
また、家に仕事関係の方が来ることが多いので、掃除も担当。

食後のコーヒーは夫の担当。人に淹れてもらった方が、断然おいしく感じます。
それに対して夫は「水」に関係することがメイン。
あとはガジェット好きなので、家電選びやテレビ・インターネット環境などの電気関係もすべてお任せ。
育児やその他のことに関しては、その時に余裕がある方、気付いた方がやるスタンスで、ゆるめに決めています。



家にある緑は、買った人が責任をもってお世話をするルール。今のところ、育て方は夫の方が上手なようです。
家事については、お互いの担当には口を出さない、というのが暗黙のルール。
「日々やらなくちゃいけないこと」だからこそ、なるべくストレスなく、できるだけ楽しくこなしたい。だから皿洗いのタイミングやスポンジ、各種洗剤のセレクトについては余計なことは言いません。万が一洗い残しがあった場合も、自分でそっと洗い直します。
逆に試作で同じおかずが長く続いたり、面倒でシャツを裏返しのままたたんだりしても(多々やります(笑))、クレームは出ません。
あとは、自分の担当、もしくはどちらの担当でもない家事をやってくれたら「ありがとう」のひと言を伝えるようにしています。

なんでもない普段の料理にも、「おいしいね」のひと言があるとやっぱりうれしい。
子どもが産まれ、仕事+家事+育児となり、日常のタスクがグッと増えました。
時間を節約するため、ふたりとも手を抜ける部分は抜いていますが、不思議と家を建ててからは家事に対して気持ちが変わったように思います。
これまでと違って、浴室もキッチンもトイレも、全部自分たちが選んだ家。ひとつひとつに選んだ理由があり、愛着があるから、「やらなくちゃいけないタスク」というより、「いつもありがとう、これからもよろしくね」と労りながらお世話をする感覚。
家事を好きになるには、家を好きになることが一番の近道なのだなあ、と気付きました。

次回は、毎日の家事をラクにするちいさなアイデアをご紹介したいと思います。
渡部和泉 わたなべ いずみ
ライター、フードコーディネーター、国際中医薬膳師。 著書に「コーヒーショップをつくる」(旭屋出版)などがある。東京の郊外に建てたWBハウスで、月に1日だけオープンする「cafe mel」を営む。
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