
vol.16 引越後に行うことリスト
前回は引越前にやるべきことをご紹介しましたが、今回は引っ越した後のお話しです。
新生活への切り替えや荷物の整理などで忙しい時期ですが、後で困ったことにならないよう、もうひと頑張り!


引越当日の様子。家具が入る前は、広く感じます。
【引越に伴い、やるべきこと】
〇自治体での手続き
引越前の役所で発行してもらった「転出証明書」を持って、転居先最寄りの役所へ「転居届」を提出します。同時に、国民健康保険加入の手続きと、国民年金の第一号被保険者・児童手当の該当者は、住所変更届けも提出しましょう。
役所へ行く際は、必要書類と身分証明書、印鑑を持参し、できるだけ一度で済ませられるようにしましょう。(ローンを利用する場合は、住民票の異動を引越前に行うことがあります)
【引越後にやっておきたいこと】
〇銀行・クレジットカード
住所変更を行いましょう。
〇車関係
運転免許証の住所変更は、最寄りの警察署、免許センター、免許試験場で手続きができます。
車検証の住所変更は管轄の運輸支局で、車庫証明書の申請手続きは管轄の警察署でそれぞれ行います。
【荷物の整理】
引越前に、新居のレイアウトはできるだけ細かく決めておきましょう。大きな荷物は、自分では中々動かせません。
事前に家具類の配置などを紙に書いておけば、引越業者さんにもスムーズに荷物を運んでもらえます。

引越当時、娘は3歳。「私もお手伝いする!」と言ってくれるのは嬉しいけれど、段ボールに荷物を詰めても、いつの間にか箱から出されていたり、関係ないものが入れられていたり…。
やんちゃな幼児がいると、引越作業は「3歩進んで2歩下がる」状態。特に引越日の前後は、バタバタして目を離してしまいがちですし、重たい荷物が多く危ないので、誰かに預けられると安心です。
まずは照明器具と、カーテンを取り付けましょう。どちらも夜に必要となるものです。それから毎日使う洗面セットやお風呂道具、トイレットペーパー、ごみ袋などをセット。これらは、「すぐ使うもの」と大きく記した段ボールにまとめておくと、スムーズです。

リビングの窓はロールスクリーンを自分で取り付けようと思っていたのですが、中々買いに行けず、結局引越の夜はレース布をガムテープで貼り付けた状態に。
あまり外からは見えない場所ながら、やはり目隠しがないと落ち着かず、翌日近くの店で購入しました。
たまたまジャストサイズのロールスクリーンが見つかったからよかったものの、引越前に用意しておくべきでした。
段ボールは、できれば1箱ずつ開封して収納した方が、効率よく片付きます。いくつも同時に開封すると、足の踏み場がなくなり、スムーズに片付けができません。
季節外の洋服や、趣味の書籍などは後回しにして、日常生活に必要なものから優先して片づけていきましょう。
大きく環境が変わり、心身ともに疲れる引越です。慣れない土地で体調を崩さぬよう気をつけてくださいね。
空になった段ボールは、多くの自治体で資源ゴミとして回収していますし、引越業者が回収に来てくれる場合もあります。雨に濡れるとカビが発生して資源化できないことがあるので、空いた段ボールはできるだけ屋内で保管した方がよいでしょう。

新居にて、そういえば娘が静かだなと思ったら、梱包材の発泡スチロールを粉々にして、雪に見立てて遊んでいました。
「アナと雪の女王みたいでしょ?」と、得意げ。
発泡スチロールは静電気が強くて、この後の掃除が大変でした…。
新しい家ではじまる暮らしが、すっきりと気持ちよくスタートできますように。
渡部和泉 わたなべ いずみ
ライター、フードコーディネーター、国際中医薬膳師。 著書に「コーヒーショップをつくる」(旭屋出版)などがある。東京の郊外に建てたWBハウスで、月に1日だけオープンする「cafe mel」を営む。
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