
vol.2 居心地のよいインテリア
前回は「自然素材と自然エネルギーを活用した建築工法が得意」で、「自由度が高く柔軟」、そして「地元密着型」というハード面からタカキホームを選んだ話を書きましたが、今回は家のソフト面のお話しです。
家の印象はインテリアによって大きく変わります。壁・床・天井の内装材、建具に照明、カーテンと、新築時に新しく決めるものはたくさんあります。好きなものを選び、住まいを整えていくのは一番楽しい工程ですよね。
居心地よい空間を実現させるコツは、まずはじめに「インテリアのテーマ」を決めること。テーマに沿って素材や色を選ぶと迷いも少なく、統一感がでて落ち着けます。
その際注意するのは、部屋の大きな部分を占める家具の存在です。新たにテーマに沿って購入するなら問題ないのですが、今使っている家具を持ち込む場合、チグハグにならないようなテーマにした方がよいでしょう。
わが家の場合は年期の入った木製家具をそのまま使うと決めていたので、それらがフィットするよう木材や珪藻土を使ったナチュラルな内装であること、あとは甘さを押さえた大人がくつろげる雰囲気であること。このふたつをテーマにしました。

どちらもビンテージのソファーとチェスト。壁の一部は暗めの色で塗り、落ち着いた印象に。
自分の中でイメージが固まっても、それを工務店と共有しなければ実現できません。伝わりやすいのは、言葉よりも写真。WEBや雑誌でイメージに近いインテリアをピックアップし、目で見て確認してもらいました。インスタグラムやピンタレストなどのSNSも、画像を探すのに便利です。時間のかかる作業なので、家を建てたいなと思ったらコツコツ探しはじめるのがよいと思います。
あとは工務店との相性も大事。「フィーリングが合う」という理由でタカキホームを選びましたが、こちらがいいなと思う写真を数枚見せると「こんな感じですか?」と的確な案を提示してくれ、打ち合わせもスムーズでした。ストレスなく家づくりを楽しむには、やはり工務店選びが重要です。

ダイニングテーブルと、一脚ずつバラバラな椅子。どれも年期のはいったものばかり。
そうは言っても家づくりの最中はなにかと忙しいし、ネットサーフィンや家具店をまわる時間がない、という方も多いと思います。そんな時は思い切って憧れの建築家やインテリアコーディネーター、工務店にすべてお任せ、というのもおすすめです。要望や住まい方をしっかりヒアリングしてくれるので、きっと理想のインテリアに仕上がりますよ。
いろいろ思い出したら、もう1回内装をやりたくなってきました。1年経ったわが家、週末はプチ模様替えをして気分をリフレッシュしたいと思います。
渡部和泉 わたなべ いずみ
ライター、フードコーディネーター。 著書に「季節の手づくりジャムの本」、「私サイズの小さなカフェ」などがあり、自宅で少人数制のお菓子教室「atelier mel」を主宰する。 東京の郊外に建てたタカキホームの注文住宅で、夫と娘の3人暮し。 https://www.facebook.com/ryouriwatanabeizumi/
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