
vol.48 10年目の「住まいの定期点検」

タカキホームで建てたわが家が完成して、今年でちょうど10年が経ちました。
住み心地は変わらず快適で、いまだに旅行から帰ると玄関ドアを開けた瞬間「木のいい香り」を感じます。
床の無垢材は、うっかり物を落とした傷跡や日焼けによる変色などでだいぶ状態は変わりましたが、それも「味わい」と思えるほど家への愛着は増しています。

タカキホームでは、引き渡しから半年、1年、3年、5年、10年、15年、20年、30年と、長期に渡って無料で定期点検を実施しています。
普段生活する中で不具合や問題を感じないと、「忙しいから」「部屋を片付けるのが面倒だから」と、定期点検はつい後回しにしてしまいがち。
実は我が家も、5年点検の時期がちょうどコロナ禍と重なったこともあり、「落ち着いたら依頼しよう」と思ったまま時が過ぎ、気づけば10年点検のお知らせが届いていた……という経緯がありました。
だからこそ「今回はしっかり点検してもらおう」と早々に日程を調整し、当日確認したい小さな疑問を思いつく度にメモして当日を迎えました。

点検日は、わが家を建てる際に現場監督を務めてくれた栗原さんと、営業の堀部さんが来てくれました。
半年から1年点検までは、初期不良がないかのチェックや、実際に住んでみてどうかといった確認が中心。それ以降は、保証期間が切れる前に不具合を洗い出したり、経年劣化をチェックしたりといった細かな点検が増えるそう。
特に問題のない場合でも、点検にかかるのは平均1時間。とても暑い日でしたが、屋外からロフト、床下まで家中をくまなく見てくれました。

ドア・収納扉・窓
玄関扉から各部屋の窓、造作の引き出しまですべて開閉し、スムーズに動作するか、異音がしないか、ネジが緩んでいないかなど確認します。開けてほしくない部屋や引き出しがある場合、事前に伝えればもちろん配慮してもらえます。
水栓・水まわり
キッチン、浴室、洗面所などすべての水栓から実際に水を出し、レバーの動作や水の流れ、水漏れがないかを点検。トイレの流れや各換気扇の異音チェックも行います。
建物外部
基礎部分、外壁、シーリング、屋根のほか、ベランダの防水層や手すり壁など屋外部分を点検します。
室内・ロフト
内壁や天井、柱、床を確認。ロフトでは点検口を開け、断熱材や木材の状態、湿気や虫の有無などを見ます。


床下
床下点検口から、シロアリ被害がないか、配管の水漏れ、断熱材や木材、基礎の状態などを確認します。
一通りの点検が終わったあと、以前から気になっていた、キッチンの天井近くにあるシミを見てもらいました。上に浴室がある場所なので「水が漏れている?」と不安だったのですが、点検口から見てもらったところ湿気も溜まっていないので問題ないでしょう、とのこと。安心できました。
他にも、庭にいつの間にか空いていた穴を見てもらったり(「砂と水を少しずつ入れながら、しっかり押し固めていくとよい」と教えてもらいました)、子ども部屋に間仕切りをつくる相談をしたりと、わざわざ来てもらうほどではないけれど気になっていたことを、いろいろ聞くことができました。
最後に、今回の点検結果をまとめて伝えてくれました。
全体的に大きな問題はないものの、気になる箇所はいくつかあるとのこと。
屋外の木材手すり部分への保護剤塗装が必要
ベランダのコーティングが一部はがれている
室内ドアのクローザーから少し異音がする
どれも日常になりすぎていて、自分たちでは気づけなかったのですが、言われてみれば「確かに」と思うことばかり。
木材の保護剤塗装は入居時も自分たちでやったので、これは近いうちにDIYで塗りなおそうと思います。残りのふたつは、もう少し様子を見てから対応を検討することにしました。
今回実感したのは、家も人間と同じように、定期的な「健康診断」が欠かせないということ。プロの目でしっかりチェックしてもらうことで、普段の暮らしでは気づけない小さな変化にも早めに対応できますし、そのことでこの先もずっと安心して暮らすことができます。
こまめにお手入れをしながら、家族で住まいを育んでいく。10年という節目の点検を通じて、この家が完成した時のワクワク感や大切にしたい気持ちを改めて思い出したのでした。
渡部和泉 わたなべ いずみ
ライター、フードコーディネーター、国際中医薬膳師、漢方スタイリスト。
漢方薬メーカーや無添加食材宅配会社での勤務を経て、独立。
自然豊かな東京の郊外で、タカキホームで建てた家に暮らす。
HP https://www.cafemel.com/watanabeizumi
YouTube https://www.youtube.com/c/cafemel
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