
vol.37 防災とエシカル

9月1日は防災の日。地震や台風、津波といった災害への備えを、改めて意識する日です。
今回は、無理なく日常の延長線上でできる、わが家の防災対策をご紹介します。
災害用にローリングストック
ローリングストックとは、賞味期限が長い日常食を少し多めに買い置きし、食べたらその分を補充する方法のこと。「買い溜め」ではなく、あくまで一定量を循環させつつ備蓄するのがポイントです。
選ぶ食品は、常温で半年以上保存でき、火を使わずにそのまま食べられるものが理想的。自分と家族が普段から食べなれているも のをセレクトするとよいでしょう。
例えばツナやサバ缶、コンビーフ、トマト缶、蒸し大豆、レトルト食品、シリアル、ジュース、ドライフルーツ、キャンディー、羊羹、はちみつ、チョコレートなどがあげられます。
もちろん長期保存できる非常食を購入するのも大切。だけど賞味期限切れによるフードロスが心配な方には、ローリングストックが向いています。災害時に食べ慣れた食材があることは、心の安定にもつながります。
家族の人数分×3〜7日間分が目安です。
ポータブル電源
災害や落雷での停電時、ポータブル電源があれば、スマートフォンの充電をはじめラジオなどの小型家電に使えます。
わが家では、電源と冷蔵庫の間にポータブル電源をつなげています。万が一外出時に停電しても、自動的に切り替わる設定にしているので、冷蔵庫の中の食材が傷んでしまう心配がありません。
あわせて、小型のポータブルソーラーパネルも備えています。太陽光でくり返し充電できるので、環境への負担が少なくてすみます。 直射日光に比べて効率は悪くなりますが、窓越しの室内でも充電できます。
手回しランプや手回しラジオなども、いざというときに心強い味方になります。

防災リフォーム
タカキホームの家は、地震に強く長持ちする「長期優良住宅」が標準仕様。家の定期点検やアフターフォローもしっかりしています。わが家もタカキホームで建てたので安心ですが、住みはじめてから追加で窓に飛散防止フィルムを貼ってもらうなど、随時相談しながらメンテナンスをしています。

災害はいつ起こるか分かりません。だからこそ、無理なく備えることが大切。その「備え」があることで、安心して毎日を過ごすことができるのです。
渡部和泉 わたなべ いずみ
ライター、フードコーディネーター、国際中医薬膳師、漢方スタイリスト。
漢方薬メーカーや無添加食材宅配会社での勤務を経て、独立。
自然豊かな東京の郊外で、タカキホームで建てた家に暮らす。
HP https://www.cafemel.com/watanabeizumi
YouTube https://www.youtube.com/c/cafemel
エシカルなくらし index

