vol.20 春野菜編
菜の花や新玉ねぎ、グリンピースなどの豆類に山菜。春の野菜がおいしい季節になりました。鮮やかな緑色は、見ているだけで元気をもらえます。寒い冬を乗り越えた野菜たちは栄養価も抜群。旬の今、積極的に摂りたいですね。 今回は春野菜のSDGsな料理法をご紹介したいと思います。
新じゃがいもや春にんじんは、皮が薄いので剝かずにそのまま料理ができます。生ゴミが出ない、調理の手間が省ける、皮の近くは栄養価が特に高いのでヘルシーと、いいことばかり。じゃがいももにんじんも1年中ありますが、春のものは甘みがあるので、シンプルに塩で焼くだけでおいしいですよ。
新じゃがと春にんじんのソテー
【材料】(2人分)
新じゃがいも2個、春にんじん1/2本、塩適宜、オリーブオイル大さじ1、ローズマリー(あれば)
【作り方】
じゃがいもとにんじんはよく洗います。
じゃがいもは1.5㎝、にんじんは0.8㎜厚さに、それぞれ皮がついたまま輪切りにします。
フライパンにオリーブオイルをしき、2を並べます。塩をふり、ローズマリーを上にのせ、フタをして中弱火で蒸し焼きにします。
5分経ったら裏返し、再度フタをして3分ほど焼きます。
火が通ったら皿に取り出します。
急いでいる場合は、カットしたじゃがいもとにんじんを先に電子レンジで加熱してから強火で両面に焼き色をつけると、時短になります。
新じゃがいもは水分が多いので、長期保存にはむきません。2週間ほどで食べきりましょう。ビニール袋から取りだし、新聞紙などで包み、日のあたらない場所で常温保存するのがおすすめ。普通のじゃがいもと同じ感覚で保存していると、気付いたらカビが生えたり腐っていたり、ということになってしまうので気をつけましょう。 にんじんは紙で包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で立てて保存します。きちんと保存して、食品ロスにならないようにしたいですね。
渡部和泉 わたなべ いずみ
ライター、フードコーディネーター、国際中医薬膳師、漢方スタイリスト。
漢方薬メーカーや無添加食材宅配会社での勤務を経て、独立。
自然豊かな東京の郊外で、タカキホームで建てた家に暮らす。
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