vol.22 エシカルピクニック
ゴールデンウィークがはじまりました。梅雨に入る前の、さわやかな季節。青空の下、キャンプやバーベキューといったアウトドアを楽しむ方も多いのではないでしょうか。 車を持たないわが家は、もっぱらカジュアルなピクニック派。近くに小金井公園をはじめ、緑豊かな公園がたくさんあるので、自転車や徒歩でサッと出かけられます。環境のよい郊外に住むメリットですね。
工業用紙をアップサイクルした、レジャーシート。
蚊よけのスプレーは、天然ハーブ由来のものをセレクト。
自然を楽しむ時間だから、できるだけ地球にやさしい行動をとりたいもの。ピクニックアイテムも、そんな基準で選んでいます。 5年前に見つけたのが、古紙を再生してつくられたレジャーシート。軽くてコンパクト、デザインがシックなのもお気に入り。紙素材でも破れることなく、タフに使えます。
あくまでのんびりするのが目的なので、お弁当はがんばらなくてOK。サンドイッチやおにぎりを保存容器にパパッと詰めるだけ。なんてことないメニューも、外で食べるとおいしさが増しますよね。なるべくゴミを出さないよう、使い捨てのウェットティッシュのかわりに、濡らしたハンカチを容器に入れて持っていきます。
食後はコーヒーを淹れて、リラックスタイム。ゆったりと穏やかな時間に、心身がリセットされるのを感じます。
アウトドアでのコーヒーは、ノルウェーで開発されたSteep Shot(スティープショット)という抽出器具が便利。水筒のような見た目ですが、この中にコーヒー粉と熱湯を入れると、圧力で抽出される仕組みです。ペーパーフィルターを使わずに、コーヒーを淹れることができます。
ファミリーや友人との賑やかなピクニックもいいけれど、ひとりでのピクニックもおすすめ。小説を読んだり、ぼんやり考え事をしたりと、贅沢な時間を過ごせます。せっかくならばスマホの電源をオフにして、デジタルデトックスするのもいいですね。
雨や猛暑の季節になる前に、外時間を存分に楽しみましょう。
渡部和泉 わたなべ いずみ
ライター、フードコーディネーター、国際中医薬膳師、漢方スタイリスト。
漢方薬メーカーや無添加食材宅配会社での勤務を経て、独立。
自然豊かな東京の郊外で、タカキホームで建てた家に暮らす。
HP https://www.cafemel.com/watanabeizumi
YouTube https://www.youtube.com/c/cafemel
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