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vol.38 エシカルショップ・Cafeと木の音こ(カフェトキノネコ)

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今年7月、小平市にオープンした『Cafeと木の音こ』。素材にこだわった料理や焼き菓子、自家焙煎コーヒーなどがいただける古民家カフェです。十勝の森の中でのカフェ経営や、日本一周の旅など、さまざまなチャレンジをしてきた但馬望里(たじまみのり)さんがひとりで切り盛りしています。

北海道で酪農や農作業のボランティアをした経験から、地球環境について深く考えるようになった但馬さん。公私ともに“自然に寄り添う”ことを意識しているそうです。




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お店ではテイクアウトフードの過剰包装を避けたり、くり返し使えるみつろうラップやリネンのコーヒーフィルターを愛用したりと、できるだけゴミを出さない工夫をしています。

「用途によって使い捨てのラップも使用しますが、最小限に留めています。みつろうラップはほのかに蜂蜜のようなあまい香りがするので、生クリームや焼き菓子にはぴったりなんですよ」と教えてくれました。

放牧豚肉や小麦粉など多くの食材を、かつて暮らしていた十勝から取り寄せています。生産者の労力や想いを知っているから、フードロスを出さないよう気を付けているとのこと。




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コーヒーは、注文ごとにハンドドリップ。抽出後のコーヒーカスは、みつろうと混ぜてクレヨンにしたり、衣類の染色に利用したりと、アップサイクルしています。コーヒー色のクレヨンは、店を訪れる子どもたちから大人気です。

「新たに買うよりも、あるものを工夫するのが好き。例えばスコーンも、お気に入りのカップで型抜きをしています。ちょっとしたことですが、作る時に気持ちがあがるんです」と但馬さん。

『Cafeと木の音こ』のお菓子がほっこりおいしいのは、作り手の楽しさがこもっているからなのですね。




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「以前北海道で開催した『ゴミの出ないマルシェ』を、小平市でもやってみたい。出店者はなるべく使い捨て資材を使わず、お客さまはマイ皿、マイ箸を持参する。かしこまった形ではなく、みんながラフに楽しめるスタイルでできたらいいなと思っています」。実現する日が楽しみですね。

ちゃぶ台や木彫りの熊などが懐かしい和の空間は、ゆっくりした自分時間を過ごすのにぴったり。お店近くの玉川上水緑道をお散歩するのも、おすすめですよ。




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Cafeと木の音こ

住所/ 東京都小平市上水本町1-22-19

TEL/ 090-4555-3094

営業/ 9:00〜17:00

※予約状況によって営業日時が変更になるので、インスタグラムでご確認ください

https://www.instagram.com/cafetokinoneko





渡部和泉 わたなべ いずみ

ライター、フードコーディネーター、国際中医薬膳師、漢方スタイリスト。
漢方薬メーカーや無添加食材宅配会社での勤務を経て、独立。
自然豊かな東京の郊外で、タカキホームで建てた家に暮らす。

HP  https://www.cafemel.com/watanabeizumi
YouTube  https://www.youtube.com/c/cafemel

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