vol.23 自家製ジャム
レモンにみかん、オレンジ、甘夏、いよかん…。柑橘は1年を通してさまざまな種類を楽しむことができます。ビタミン豊富で酸味と甘みのバランスがおいしい柑橘は、毎日でも食べたいですよね。 普段は捨ててしまう皮や種ですが、有効活用してマーマレードをつくってみませんか。少し手間はかかりますが、さわやかな風味の自家製マーマレードは格別。トーストやヨーグルトに使うほか、お肉のソースにしてもおいしいですよ。 できれば国産、無農薬の柑橘を選ぶと安心ですが、もしワックスがついている場合、多めの塩をまぶしながらこするようにして洗うと、ワックスが落ちます。 できあがったジャムはビンに詰めて保存します。家にあるガラスビンを熱湯消毒して再利用しましょう。
柑橘のジャム
【材料】 ・好みの柑橘 ・砂糖は柑橘の重量の40% (砂糖はすっきりした味で色をきれいに仕上げたいならグラニュー糖、コクを出したいならばきび砂糖と、お好きなものをお使いください)
【つくり方】
柑橘は皮をむいて薄切りにし、水にさらしておきます。
果肉を取り出し、薄皮と種は小鍋に取り分けておきます
果肉には砂糖の半量を、薄皮と種には水300mlをそれぞれ加え、ザッと混ぜておきます。
1の皮をザルにあげ、鍋にたっぷりの水とともに入れて火にかけます。沸騰して7分したらザルにあげ茹でこぼします。これを合計3回行います。
薄皮と種の入った小鍋を火にかけ、沸騰したら火を弱め15分煮詰めます。ザルの下にボールを置き、スプーンでギュッと薄皮を押しながら汁を取り出します。汁にはとろみがついています
果肉、皮、5の汁を鍋に入れ、火にかけます。果肉がほぐれたら残りの砂糖を加え、水分がなくなるまで煮詰めます。焦げないよう、鍋底を混ぜながら加熱します。
熱いうちにビンに入れ、ギュッとフタをします。逆さにしてそのまま冷まします。
保存食にして、果物の恵みをまるごといただく。作っている間もさわやかな香りに癒やされます。
渡部和泉 わたなべ いずみ
ライター、フードコーディネーター、国際中医薬膳師、漢方スタイリスト。
漢方薬メーカーや無添加食材宅配会社での勤務を経て、独立。
自然豊かな東京の郊外で、タカキホームで建てた家に暮らす。
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