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vol.14 カフェ編

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前回はコーヒー豆のSDGs問題についてお話ししましたが、今回はカフェで私たちができる小さな行動についてです。


フタはいる?


カフェでコーヒーをテイクアウトすると、カップにフタをして渡されます。エコの観点から紙製のフタも増えつつありますが、ほとんどがプラスチック製。昔はそのまま受けとっていましたが、最近は「フタはいりません」とスタッフさんに言うようにしています。 私の場合、フタについている小さな飲み口から熱い液体を飲むのが苦手なこと、フタをはずした方がコーヒーの香りを楽しめることが大きな理由。そしてプラスチックごみの軽減に役立てば、という気持ちもあります。 カフェのスタッフさんによると、カップにフタをきっちりはめる手間と、フタのコスト削減になるため、「フタなし」は大歓迎だそうです。


ただ、テイクアウト後に車移動する際や、時間をかけてゆっくり飲みたい、という場合にはフタが合った方がよさそう。TPOでフタの有無を選択していきたいです。 毎日通勤時にお気に入りのカフェでコーヒーをテイクアウトする、という方はマイボトルを持参するのはいかがでしょう。マイボトル、マイカップ持参でのディスカウントサービスを取り入れているカフェも多くあります。







アイスドリンクの注文時は…


数年前から世界的な流れとなった、プラスチック製ストロー廃止のムーブメント。細長いストローはリサイクルするのが難しいこともあり、大量な海洋ゴミになっていることが発端でした。 大手コーヒーチェーンから個人店まで、多くのコーヒーショップが紙製やサトウキビ由来のエコなストローに切り替えました。中にはガラス製やステンレス製の使い捨てないストローにする店や、そもそもストローをつけない店もあります。 私がアイスドリンクをオーダーするときは、氷なしでお願いすることが多いです。ドリンクが薄まることもないし、結露で手が濡れることもない。氷がなければ、混ぜなくてよいので、ストローがなくても美味しく飲むことができます。 なるべくプラスチック製ストローを使わない選択ができれば、と思っています。

実はコーヒー豆の栽培にとって、地球環境の変化は実に大きな問題。このままだと2050年には良質なコーヒーが飲めなくなる、とも言われています。コーヒーに愛があるカフェこそ、環境問題に熱心に取り組む傾向があるように感じます。



次回は小金井市のエシカルなカフェをご紹介します。


渡部和泉 わたなべ いずみ

ライター、フードコーディネーター、国際中医薬膳師、漢方スタイリスト。
漢方薬メーカーや無添加食材宅配会社での勤務を経て、独立。
自然豊かな東京の郊外で、タカキホームで建てた家に暮らす。

HP  https://www.cafemel.com/watanabeizumi
YouTube  https://www.youtube.com/c/cafemel

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