
vol.46 エシカルショップ・和のお弁当 ふっくる

羽釜で炊いたふっくらごはん、自家製昆布醤油に漬けたメバルの焼き物、マヨネーズのかわりに豆腐をつかったポテトサラダ、上品な出汁が香る卵焼き。「ふっくる」は、ひと手間かけた和のおかずがぎゅっと詰まったお弁当を提供するお店。今年で9年目を迎えます。
旬の素材を使うこと、保存料を加えないこと、塩分を控えめにすること。家族のためにつくるごはんと同じように、体への負担がなく、毎日でも食べたくなるおいしさを届けたいという想いが込められています。
小さな子どもも安心して口にできるよう、あらかじめ魚の骨を取り除くといった細やかな配慮も欠かしません。

店主の矢野正典さんが店をはじめたのは、「育児中の方や、料理をするのが難しくなったご年配の方に喜んでもらえたら」という思いからでした。オープン当初はなかなか店の存在を知ってもらえず苦労もあったそうですが、一度食べれば分かるその誠実なおいしさが少しずつ口コミで広がり、ファンが増加しました。長年通うリピーターが多く、「小さかったお子さんが成長していく姿を見守らせてもらっている」と矢野さんは笑顔で話します。


店でクイズイベントやシニアの交流会を開催したり、子どもが「店長体験」をできる企画を実施したりと、地域のコミュニティとしての役割も大切にしています。
最近ではお客様のリクエストを受け、店で使うこだわりの塩や、アレルギー対応のおやつ、無添加のノンアルコールビールなど「あるとうれしい」品々を販売するコーナーを新設しました。
さらに、店のプラスチックパックではなく、持参した容器におかずを詰めるサービスもスタート。こちらもお客様の「ゴミを減らしたい」という声に寄り添った試みです。

お弁当は1320円〜。選ぶおかずの種類やボリュームによって、価格は変わります。おかずのみの注文、キッズサイズ、ごはんの増減など、一人ひとりの「ちょうどいい」にあわせて柔軟に対応をしてもらえるのもうれしいポイント。店内にはイートインスペースもあり、温かな味噌汁とともに味わうこともできます。
おいしい和のごはんと、矢野さんのやさしい笑顔に会いに、今日もたくさんのファンが足を運んでいます。

和のお弁当 ふっくる
住所/東京都小平市花小金井南町1丁目16−18
TEL/042-452-5850 (受付時間9:30〜18:00)
営業/平日 11:00~19:30、土日祝は18:30まで
定休日/水曜
渡部和泉 わたなべ いずみ
ライター、フードコーディネーター、国際中医薬膳師、漢方スタイリスト。
漢方薬メーカーや無添加食材宅配会社での勤務を経て、独立。
自然豊かな東京の郊外で、タカキホームで建てた家に暮らす。
HP https://www.cafemel.com/watanabeizumi
YouTube https://www.youtube.com/c/cafemel
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