前居の建具を引き継いだ

北欧風の大人かわいい一軒家

 vol.8 三鷹市Oさま邸 

明るいパイン材に囲まれたリビングでアクセントとなっているのが、ブルーのタイル壁がかわいいキッチン。棚にはカップや小さな黒板まで飾られ、まるで北欧にあるカフェのよう。
2018年5月に竣工したこちらの家に暮らすのは、Oさんご夫婦と小さな娘さん、そして奥さまのお母さまの4人。
「毎朝お気に入りのキッチンでコーヒーを淹れる時間に、幸せを感じます」と話すOさんの表情は、とてもやわらか。横にいるこちらも、なんだかやさしい気持ちになります。

色やサイズなどが豊富で、決めるのに多いに悩んだというタイル。シックな色合いがおしゃれです。

Oさんがずっと憧れていた、ウッドワンの無垢材を使用したキッチンを導入。

Oさんセレクトのさりげない小物使いが、カフェ気分を盛り上げます。

「それまで住んでいたのは、昭和51年に建てられた中古住宅。アメリカンカントリー調のおしゃれなデザインに一目ぼれして購入しました。でも、東日本大震災の後、耐震に問題があることが分かって…。愛着があったので迷ったものの、将来を考え建て替えることを決めました」と振り返ります。
それからは、ハウスメーカーや工務店などを1年かけて研究したというOさん。
最終的にタカキホームに決めた理由を、「質のよい無垢材にこだわっていること、通気断念WB工法が魅力的だったこと、会社の雰囲気が良かったこと」だと話してくれました。
Oさんの前居に対する想いと、ゼロから建てる新居への憧れをしっかりと受け止めたタカキホーム。「前居の一部を再利用しつつ、さらにすてきに、耐震のしっかりした家にする」ということを提案しました。

Furniture

with memories

思い出と共に引き継いだ、前居のアイテム

前居の建て主はアメリカに暮らしていたこともある方で、とてもおしゃれな家でした。特に奥さまのお母さまは思い入れが深く、建具を一部リメイクして新居に取りいれたことを、喜ばれたそうです。

リビングの格子ドアは、周囲を削ってサイズを調整し、新居に取り付けました。

前居の建て主から予備の壁紙を一部譲り受けており、それらを大切に保管していたOさん。新居では、面積の少ないトイレ内やウォークインクローゼットなどに使用した。どれもアメリカから取り寄せた壁紙だそう。

クマがかわいく踊る個性的な壁紙で、トイレが楽しい空間に。

ウォークインクローゼット内。やさしいデザインの壁紙。

向かって左にあるパントリーの扉は、前居では造り付けの食器棚の扉でした。ブルーグレイがタイルとリンクしています。

FURNITURE

with memories

Oさんのリクエストは、「明るくて、風通しが良く、開放的な間取りの家にしたい」ということ。
太陽の光や風を活用するパッシブデザインは、タカキホームの得意分野。窓は取り付け位置や数などを綿密にシミュレーションし、かつ、隣家にも配慮した設計がされています。
通気断熱WB工法を取りいれたこともあり、部屋のにおいも気にならず、快適な住み心地に仕上がりました。
床板には、無垢のパイン材をセレクト。ご夫婦揃って「木が好き」で、腰壁にも同木材を使った結果、明るく、広々と感じる部屋になりました。
「娘は床にゴロン、と寝っ転がるのが大好き。これから木の色がどんな風に変わるのかも、楽しみです」と言う奥さまに続けて、「木の質感がいいよね。家族が喜んでくれて、嬉しいです」とご主人はやさしく微笑みます。
家庭菜園やキャンプを楽しむ自然派のOさんご一家にとって、木の香りが満ちるこの家はくつろぎと楽しさを兼ね備えた場所。
毎朝のおうちカフェは、今日も家族の笑顔を運んでいることでしょう。

子ども部屋は、「森みたいにしたい」と自分で選んだグリーンの壁紙。ハシゴを登ったロフトが、子どもの寝室です。
「娘より少し年上のお子さんがいるスタッフさんから、同じ母親目線で家づくりのアドバイスをしてもらえたのがよかったです。打合せの時も、タカキホームの事務所にはキッズスペースがあるので安心できました」とOさん。

通気断熱WB工法を取りいれたことで、洗濯物を部屋干ししてもにおいが気にならないことを実感。また、夏場のエアコンの設定温度を以前より高めにしても、涼しさが保てるようになったそうです。

シックなグレーの外壁に、白い窓枠。三角屋根と黄色いポストが可愛らしさを添え、遠くからでも目をひく一軒家。「仕事から帰ってきたときに嬉しくなるような家」にしたいと、Oさんが特にこだわった外観。

白い窓モールが、アクセントとなっています。

三鷹市Oさま邸

構造 木造通気断熱WB工法 地上2階建
敷地面積 123.49㎡
建築面積 49.32㎡(建ぺい率39.93%、許容40%)
延床面積 91.55㎡(容積率74.13%、許容80%)
 1階 48.08㎡
 2階 43.47㎡
設計:タカキホーム社内設計士

取材・文

渡部和泉 わたなべ いずみ

ライター、フードコーディネーター、国際中医薬膳師。 著書に「季節の手づくりジャムの本」、「家族ではじめる、小さなカフェ」などがある。東京の郊外に建てたWBハウスで、月に1日だけオープンする「cafe mel」を営む。
https://www.cafemel.com/

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vol.5 
薪ストーブのある暮らし パッシブハウス・冬編 ―小平市Tさま邸―

vol.6 この先も安心して暮らせる、平屋のような2階建て ―小金井市Tさま邸―

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