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築30年の実家を

シンプルでナチュラルな空間にリフォーム

 vol.11 西東京市Yさま邸 

築30年になるご実家をリフォームし、今年の4月に入居したばかりのYさん一家。ご夫婦と長男のあやとくんの3人で暮らしています。
「ここは僕が子供の頃から住んでいた家。姉も僕も独立した後、両親が暮らしていたのですが、ふたりにはちょっと広すぎたようで。自分たちはすぐ側の集合住宅に引っ越し、この家を僕らに譲ってくれたのです」。
リフォームをしてから入居しようと工務店を探していた時、住宅イベントで出会ったのがタカキホームでした。
「これまで手掛けた家の雰囲気がどれも良く、特に木の造作家具が、私たちの好みとぴったりでした。それにスタッフみなさん人柄がよく、また会いたいと感じたことも、タカキホームに決めた大きな理由です」と、あやとくんを抱っこしながら話す奥さま。
タカキホームの営業、堀部さんは「最初にお会いしたとき、奥さまが心地よく暮らせる住まいにリフォームしたい、と話すご主人のやさしさに感動したのを覚えています」と、振り返ります。

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タカラスタンダードのホーロー製システムキッチン。ホワイトでまとめた、清潔で機能的なキッチンです。

リフォームは、1階のLDKと水廻りがメイン。2階は部屋の壁紙とトイレの取り替えをしました。
「最初は漠然としたイメージしかなかったのですが、タカキホームがそれを具体化してくれました。横道にそれそうな時は軌道修正してくれ、助かりました」と話すご夫婦。
リフォーム前、キッチンは奥まった場所に独立していましたが、子供を見ながら料理をしたいというご希望で、LDをLDKに造りかえることしました。
そしてキッチンだった場所は、ウォークインパントリーに。大型の造作棚には、食材の他、生活用品のストック類を収納しています。
「実は、LDKに変更することで窮屈になるのでは、と心配していました。だけど仕上がってみると、一体感があって以前よりも広く感じるんです、不思議ですよね」とご主人。
対面式のオープンキッチンは機能的で料理もはかどりそうです。
「料理上手なお義母さんにお料理を教えてもらいたい、と思っているんです。ここなら2人並べますから」と、奥さまは微笑みながら話してくれました。

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食器棚は造作。扉を開けると、ウォークインパントリーとひと続きに。

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余分なものは持たないポリシーのご夫婦。どの引き出しも収納物は7、8割程度で、何が入っているのかがひと目で分かります。

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ゴミ箱も同じ木材で造作してあるので、インテリアに馴染みます。下にはコロが付いていて使いやすい。

Before After

リフォーム

約3ヵ月のリフォーム工事で、すっきり、おしゃれな空間に生まれ変わりました。

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K+LDを、LDKにチェンジ。作る、食べる、寛ぐをひとつの空間にまとめたことで、明るく、笑顔の溢れる場所になりました。 壁紙は貼り替えましたが、床はそのまま残しました。

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キッチンのあった場所はウォークインパントリーにリフォーム。造り付けの大きな棚に、調味料や食材、ティッシュ類、オムツなどを収納しています。床はタイル風のクッションフロアーに貼り替えました。

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浴室はすっきりと白で統一。「タカキホームの方がショールームに同行し、アドバイスをくれたのもよかったです」とYさん。

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洗面所。鏡の中が棚になっていて、化粧道具などはここに収納。

Before After

30年の間、ご両親がきちんとお手入れをしながら暮らしてきたことが伝わる、2階建ての一軒家。
外装や玄関、2階の和室などは以前のままの状態です。
「リビングの室内窓やランプ類も残しました。今は中々見ないすてきなデザインなので、大切に引き継ぎたいと思って」という奥さまに対し、「その辺りのセレクトは、完全に妻のセンスですね。両親も姉も、家がきれいに生まれ変わって感激しています」とご主人が続けます。

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そのまま残した室内窓は留め具も重厚で、アンティークのような風合い。

なるべく少ない物でシンプルに暮らしているご夫婦ですが、ご主人のレコードは別。以前は段ボールに詰め込まれていた大量のレコードは、専用の棚にずらりと収納されています。
ダイニングには憧れていたスピーカーを設置し、毎晩楽しむそうです。
「夕方になると今夜はどのレコードをかけようか、そわそわしています(笑)。だいたい3枚くらい選ぶのですが、晩ごはんを見てかける音楽を変えることも。家に帰るのが待ち遠しくて」と話すご主人に、奥さまもにっこり。
週末にはあやとくんを早めに寝かせて、レコードをかけながら夫婦でお酒を楽しむとか。なんとすてきで贅沢な時間!
「リノベーションしたことで本当に居心地がよく、日常が楽しくなりました。幸せなことですよね」としみじみ話すおふたり。そんな両親の気持ちが伝わるのか、あやとくんも終始ご機嫌です。
機能的な暮らしのために直すところと、大切に引き継ぐところ。リフォームを通じて一層絆が深まったYさんファミリーに、家全体がなんだかうれしそうで、きらきらと輝いてみえました。

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レコードプレイヤーなどを載せた棚は、大工の造作。晩ごはん時には、ジャズを流すことが多いそう。

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2階のご主人の部屋。レコードサイズに合わせて造作した棚。

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西東京市Yさま邸
リフォーム
構造 木造在来工法
地上2階建て
延床面積 117.58㎡
完工時築年数 築32年

取材・文

渡部和泉 わたなべ いずみ

ライター、フードコーディネーター、国際中医薬膳師。 著書に「コーヒーショップをつくる」(旭屋出版)などがある。東京の郊外に建てたWBハウスで、月に1日だけオープンする「cafe mel」を営む。
https://www.cafemel.com/

“タカキホームの家で暮らしています”  index

vol.1

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vol.2

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vol.3

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vol.4

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vol.5

薪ストーブのある暮らし パッシブハウス・冬編

―小平市Tさま邸―

vol.6

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―小金井市Tさま邸―

vol.7

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vol.8

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vol.9

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vol.10

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vol.11

築30年の実家をシンプルでナチュラルな空間にリフォーム

―西東京市Yさま邸―

vol.12

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―杉並区西荻窪『Atelier アンナとラパン 刺繍道具店』―

vol.13

中古戸建てを建築家とともにリフォーム。グレーが基調の洗練された室内

―西東京市Gさま邸―

vol.14

“ガーデニング霊園のいせや”が作った武蔵小金井駅前のカフェラウンジ

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家族が健やかに暮らせる、通気断熱WB工法の家

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vol.16

住居+プライベートネイルサロン。モノトーンでまとめた一軒家

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vol.17

家事・育児動線が考えられた、北欧モダンハウス

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vol.18

建築家とともにリノベーション。骨董品店オーナーのアトリエ兼自宅

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